H12.8 病む夫を看とる我が身が車椅子
せみしぐれ残暑の空に赤トンボ
我がままも言えず院食みんな食べ
一服の良薬甘き孫の声
新緑の庭が恋しい病院の朝
研修生の指導で始まるリハ初日
朝食にみそ汁のない味けなさ
シャワー浴八月の汗流し去り
Ｈ12.9 二千年再ジャンプしてレッツゴー
夕暮れの空ただじっと見るベッドの上
有料のテレビニュースとドラマ一寸とだけ
平成12年9月5日 冨士山に初雪降って里も秋
平成12年9月7日 ギブスまだとれずお風呂はシャワー浴
老夫婦部屋も介護に模様変え
忘れた字復習しながら日記かく
平成12年9月10日 家族愛うけて退院夫しあわせ
サポートシューズ履いて散歩がしてみたい
運動会丸でしるしてカレンダー
平成12年9月12日 大雨で名月も泣き雲の中
十五夜にだんごが一ケ膳に付く
娘居て老後のしあわせかみしめる
娘でもこんなに甘えていいのかな
退院し三日で院え逆戻り
老いてこそ始めてわかる夫婦愛
孫嫁の心づくしがうれしくて
お目出とう努力は実る功労賞
いたわりの心に感謝敬老の日
孫からのクッキーうまし外は秋雷
栗の実の赤飯とどく日曜の朝
酒たばこやめるよと言う夫いじらし
ギブス取れおもわずなでる我が足よ
病室に紅葉一枝秋を知り
母の愛つよし井上金メタル
盆参いり心ですますお中日
初取りのきのこのうどんに舌づつみ
お天気でよかった孫の運動会
あきらめぬ度根情が大勝利
平成12年9月27日 想出はなつかしく母の命日
おめでとう孫七才の誕生日
右足にサポータ付けて立ってみる
携帯の息子の声に励まされ
平成12年9月30日 きのこ取り勇太マツダケ大当たり
H12.10 病院で閉会式を夫と見る
きのこ取り次々とくる山便より
久し振り友と雑談リハ教室
平成12年10月3日 直栄誕生日おめでとう
平成12年10月3日 父ちゃん熱が出る38.6度一寸心配
リハが済んで病室に寄るあまり口を聞かない
平成12年10月4日 朝食がすんでから病室に行くだまって眠そう
十一時又行く点滴中で眠っていた。
喫煙所朝の雑談にぎやかに
平成12年10月5日 お風呂を済ませて病室に行く。点滴中だった。
ヤクルトにアロエべラーを混ぜて飲ます。
美味しかった。「うん」と答える嬉しかった。
リハビリの帰りに寄る。大じょうぶ「うん」テレビをつけてやる。
たのしげに群飛ぶ小鳥秋の空
平成12年10月6日 九時十分病室に行く 眠っていた。
十時直栄くる 一緒に病室に行ききのこ話に花が咲く。
父ちゃんニコニコ嬉しそうだった。
夜八時半病室行く パンを半分食べる。
震度６ドラマがニュースに早変り
きのこ飯味も香りも山の幸
我が庭の香りとどけよ秋の空
日曜日はひたすら自主トレに励む日々
平成12年10月8日 今日は体育祭 去年は色々弁当もっていって
楽しかったことなど思い出していたら、
直栄が来て父ちゃんの好きな中華丼と
あんかけそば、ぎょうざを買ってきてくれた
父ちゃんの室で一緒に食べた美味しかった
嬉しかった ありがとう
長袖に着替えた雨の体育日
十三夜想出だけで過ぎる夜
平成12年10月11日 始めての歩行練習感無量
父ちゃんもリハが始まる頑張って
朝日射しゆげたちこめて機械風呂
松葉杖かりて歩行の第一歩
平成12年10月12日 突然に息子の笑顔そばに居り
遠くても血のつながりは近きもの
無口でも表情で意志が通じ合い
夜明けから花火が上がる秋祭り
秋色のパジャマに変えて鏡見る
娘巻くすしで祭りを味えり
父ちゃんは布団を干して寝ると言う
今日も又秋空を飛ぶ定期便
秋雨に濡れて山里深み行く
うずく足寝返りうって夜は更ける
テレビにて山々の秋もみじがり
平成12年10月23日 ぶちまける不満を軽く受け流し
病院で花火眺めるオョッチョイ
リハ終えて父ちゃん汁粉うまそうに飲む
平成12年10月25日 朝早く猛雄夫婦で見舞にきてくれた
姉さんの病状があまり良くない様子心配だ
早く歩けるようになって顔を見に行きたい
姉さん頑張ってね。
平成12年10月26日 介護婦の助けをかりて一人風呂
平成12年10月27日 重量を半分かけて松葉杖
平成12年10月28日 花がきてニッコリじいちゃん笑びす顔
きのこ飯こぶの煮物にほうれんそう
平成12年10月29日 リハもなく雨の日曜たそがれて
平成12年10月30日 眼科にて検診受けて一安心
夜八時頃三階の病室行くのどがかわいていたらしく
ヤクルトとサイダーをうまそうに飲む おやすみ
と言ったらありがとうと言った 涙が出た。
平成12年10月31日 食欲なき夫案じて夕餉付き添う
H12.11 晩秋の外は冷たき時雨かな
平成12年11月2日 介護なく一人で入浴できた喜び
平成12年11月3日 文化の日優勝パレード沸く巨人
平成12年11月4日 久方の日本晴なり晩秋の空
平成12年11月5日 三ヶ月振りの我が家に胸おどり
サワディーのお客となって食事する
主待つ部屋介護態勢ととのえて
夏花は枯れて初冬の庭となり
平成12年11月7日 ぬくもりを窓辺に受けて立冬の朝
全過重かけて方向がＯＫとなり
明けガラス群飛び空は鰯雲
父ちゃん誕生日おめでとう 直栄がチョッキを
プレゼントしてくれた。 にこにこ嬉しそう
ハッピーバッセー父ちゃん。年はいくつになった。七十五才
と言えた。夕方文利と万里子でエリーの手造り
ケーキを持ってきた。部屋の人達にもあげた。
美味しかった。エリーありがとうね。
おめでとう七十五才の顔にこやかに
朝もやに初冬の日射しやわらかく
側に居てほしいとせがむいじらしさ
孫七つ晴着姿の七五三
真夜中の老婆の電話哀れさよ
松葉杖止めて一本杖となり
平成12年11月14日 花がきて汁粉も飲んでよかったね
平成12年11月15日 サポーターはずして歩けたこの足で
平成12年11月16日 主治医より退院ＯＫほっとする
平成12年11月17日 曇り空明日の希望で吹きとばせ
平成12年11月18日 柿の実が梢にひかる日本晴れ
平成12年11月19日 朝から上天気退院に備えての買い物に出掛けた。
車窓を流れる町並は激動の世相を物語る
かのように荒波にたえきれなくて沈む者、
荒波でも上手にのりきって花咲かす者さまざまな
人生模様を感じた。今こうして娘と一緒に
買物できる喜び。これからの老夫婦のささやかな
幸福を信じて楽のしく現張ろう
平成12年11月20日 荒波の小舟に出せた助け船
平成12年11月21日 不信任否決のニュース納得し
古賀メロディーつい口ずさむ愛唱歌
平成12年11月22日 夕方姉危篤の知らせにびっくり 文利と
病院にかけつける。 入院前妾の事を心配して
くれた姉 歩けるようになったら色々話したいと
思っていたのに車の中で涙が出て止まらない。
姉さんしっかりしてと手を握るとかすかにうなずいた。
平成12年11月23日 食欲なく血圧たかく休息日
平成12年11月24日 姉逝くの知らせに我は心乱れし
平成12年11月25日 通夜の席流れる読経じっと聞き
平成12年11月26日 生前の姉を偲びて涙溢れる
無事退院介護の部屋は夫婦むかえし
平成12年12月31日 大荒の波しずまりて年を越す
H13.元旦 家族皆笑顔でかこむせちの膳
初詣で皆にまかせ家に居る
平成13年1月2日 年賀状手にして夫は何思う
平成13年1月3日 パンヂーが我が家の庭に色を添え
平成13年1月4日 冬嵐窓辺はぬくし春日和
平成13年1月5日 こぼれ日にゆらぐ蔭繪の冬木立
平成13年1月6日 初買はぼうしとチョッキでおしゃれ決め
平成13年1月7日 息子炊く七草がゆはセロリ味
平成13年1月8日 大雪によろこびはしゃぐ孫と犬
雪かきを部屋でながめる年となり
平成13年1月9日 手作りのゆず味噌つけて飯を食い
平成13年1月10日 小嵐が十日の夜に通りすぎ
平成13年1月11日 嵐にも巻き込まれずに老夫婦
平成13年1月12日 介護する心を癒すランの花
平成13年1月13日 日だまりで冷たいアイスで笑む夫
平成13年1月14日 純粋な孫の心に春風よ吹け
平成13年1月15日 老いてまだ我が家を守る意克あり
平成13年1月16日 ディの日はほっと一息我が世の春
平成13年1月17日 灯油注ぐ手もこわばりし寒波かな
寒風に雀の姿も消えうせて
平成13年1月18日 パンヂーよ寒さこらえて春はすぐそこ
身支度しディの迎えを待つ夫
平成13年1月19日 追憶のとぎれとぎれの夫の対話
意味不明の言葉に笑顔で相づちを打つ
平成13年1月21日 大雪は思わぬ所で大げんか
平成13年1月22日 結婚記念日夫は介護の風呂の中
平成13年1月23日 ディに行く夫送り出し一人くつろぐ
平成13年1月24日 怪我の足雪の感触ふみしめて
平成13年1月25日 ストーブのけんちん汁がコトコトと
平成13年1月26日 みぞれ降る孫はスキーに長野まで
平成13年1月27日 雪國に衣替えした今日の雪
平成13年1月28日 ひよ鳥が南天ついばむ雪の庭
平成13年1月29日 部屋ごもり春待ち望む老夫婦
平成13年1月30日 大雪は又もやディを足止めにする
朝日射し光きらめく軒つらら
降る雪にディサービスも早帰り
同級会今年も行けぬと返事出し
平成13年2月3日 立春も春とは名のみの雪景色
平成13年2月4日 喜寿祝いすしにケーキにお赤飯
ハッピバセーにローソクゆれて誕生日
平成13年2月5日 春光にとけて屋根雪又どさり
平成13年2月6日 喜寿になり母えの思い手紙書く
平成13年2月7日 娘より次々とどく煮物うれしく
平成13年2月8日 あきらめた運転でもなぜか淋しい
平成13年2月9日 老婆心ストーブで乾かす孫の靴
平成13年2月9日 日も延びて窓辺のぬくもり更に増し
平成13年2月10日 文也又コーラー飲んだと角を出し
平成13年2月10日 母よりの返事うれしく涙して讀む
平成13年2月11日 のど自慢聞いてじいちゃん泣いている
平成13年2月11日 建国日髙千穂の峯日本晴
平成13年2月12日 来客も調理婦不在でおことわり
お客さん笑顔の店に寄ってくる
これからは笑顔と味で現張って
平成13年2月13日 ディサービス今日は行かぬと駄々をこね
我が味に似てきた娘の田舎ずし
平成13年2月14日 チョコケーキ主人と二人で分けて食べ
平成13年2月15日 亡き姉くれし花が芽吹きし春光の窓
平成13年2月16日 今朝降りし粉雪消えて春一番
平成13年2月17日 伝言の出来る我が身に幸福感じて
杖なしで歩く回数多くなり
平成13年2月18日 雪とけて庭に顔出すヒヤシンス
平成13年2月18日 昼ほうとう舌鼓うつ日曜日
平成13年2月19日 犬小屋の置場所変えて花も植変え
しっかりと杖なしで歩けた夢ぢゃない
平成13年2月20日 留守番も休んでいられぬ貧乏性
只今とディの主人は早帰えり
平成13年2月21日 群雀飛ぶも食べるも皆一緒
平成13年2月22日 美容院帰りはよそ行きの顔となり
平成13年2月23日 暖房も消して汗ばむ春の午後
越冬し息気づく鉢に水をやり
平成13年2月24日 読経の声しんみりと三回忌
平成13年2月25日 残雪がなごりとどめて芽吹く水仙
平成13年2月26日 退院し植えたチューリップ今日顔を出し
平成13年2月27日 残りもので済ます一人の昼ご飯
平成13年3月1日 三月や防寒帽からハンチング
平成13年3月1日 春雨に軒の花鉢庭に出し
平成13年3月2日 覚えてた父ちゃん歌う炭鉱ぶし
平成13年3月3日 プランター植えしパンジー春を呼ぶ
平成13年3月4日 春雨が雪に変わりて春浅し
平成13年3月5日 春嵐今日も吹いてるちぎれ雲
平成13年3月6日 介護婦が風邪で寝込みし部屋は険悪
平成13年3月7日 次々に友の逝く訃報に涙ぐむ夫
平成13年3月8日 想出のランの花今朝開いてうれし
平成13年3月9日 風邪癒えてしみじみ思う健康第一
平成13年3月10日 日だまりでごろねするモモそよぐ春風
平成13年3月11日 芽吹前の鉢の植え変え孫が手傳う
平成13年3月12日 コムスンの入浴に体ゆだねる夫細りし
平成13年3月14日 元気ない夫案じて毛布干す
平成13年3月14日 芽吹出す庭木の梢百舌が鳴く
平成13年3月15日 熱が出てディの父ちゃん早帰り
平成13年3月16日 久し振り庭をほうきで掃いてみる
平成13年3月17日 彼岸入り無汰をわびて線香立て
平成13年3月18日 春うららカーテン洗って布団干し
平成13年3月19日 窓を開けて春風部屋を通り抜け
平成13年3月20日 手造りのすしを供えてお中日
平成13年3月21日 父ちゃんをだましだましの障子張り
平成13年3月22日 来客の部屋にもどして息子待つ
平成13年3月23日 宇宙えの夢を広げてミール散り
平成13年3月24日 陽光に鮮やかに咲くパンジーかな
平成13年3月25日 庭先が次々染まる春の色
平成13年3月26日 鳥たちが我が世の春と群れ遊ぶ
平成13年3月27日 甲高く戸外で遊ぶ子等の声
平成13年3月28日 孫のみしコーラー代金ばば払い(4,100円文也）
おだやかに笑って老後すごしたい
子供孫集いし宴会今宵たのしく
平成13年3月29日 花冷えの今日一日は風に暮れ
平成13年3月30日 強風に花もふるえて明日を待つ
平成13年3月31日 朝起きてびっくり驚天雪景色
春土のぬくもりに消える春の淡雪
平成13年4月1日 食欲なき夫案じて介護する我
平成13年4月2日 呼び声も小さくなりて眠る夫頑張れ
平成13年4月3日 過ぎし日に想い巡らす春の一日
平成13年4月4日 しっかりと我が手握りて寝息かく夫
平成13年4月5日 集いきてパン屑食べるすずめ可愛し
平成13年4月5日 突然の容態悪化に皆息をのむ
一夜明け持ちなおした父ちゃん頑張れ
平成13年4月8日 櫻咲くうし大安に夫逝きぬ
介護の甲斐もなくあの世に旅立った父ちゃん でも
最後はほんとうに幸福な大往生だった
子供孫曾孫にかこまれて櫻咲く花道を旅立って
行った。安らかな顔は心残りない安心さを感じた。
一人になって淋しいけれど父ちゃんの分まで現張る
からね見守ってください。
亡き夫に線香たむけてしばし語らう
ありがとうあの手のぬくもり忘れない
平成13年4月18日 掃除済み父ちゃんお茶の時間だよ
一人飲むお茶に小鳥が語りかけ
平成13年4月19日 山菜のおこわを炊いて霊前に
平成13年4月20日 父ちゃんが仕立てた着物出して見る
平成13年4月21日 花曇りそよ吹く風もしめりがち
平成13年4月22日 嫁どなるいつもの事だよね父ちゃん
平成13年4月23日 待望の娘の新車でお買物
平成13年4月24日 おじぞうさん詣で楽しくお茶を飲む
平成13年4月24日 先生と話せてよかった訪問日(文也)
平成13年4月25日 久し振り温泉つかり友と語らう
平成13年4月25日 センターの介護室変らねど父ちゃん姿なし
平成13年4月26日 竹の子の旨煮一品色を添え
平成13年4月27日 只今とコーヒー入れて線香立て
平成13年4月28日 花みずき花瓶に香る白き花
平成13年4月29日 緑の日目出たし孫の結婚式
父の思いとどけよ歌う皆の衆（文利 徳行）
平成13年5月1日 五月晴花と緑に萌える庭
平成13年5月2日 田野の湯でうさがはらせる友と居て
平成13年5月2日 只今と線香立てれば写真が笑う
平成13年5月3日 五月雨や大地うるおす恵み雨
平成13年5月4日 思出の古部山楽のしバーベキュー
ふじ色の山リンドウに一目ぼれ
平成13年5月5日 子供の日むかしの節句がなつかしい
平成13年5月6日 今年から野菜づくりも鉢植えで
平成13年5月7日 初夏の風父ちゃんの声聞かせてね
平成13年5月8日 石和の湯昔の歌で盛り上がり
平成13年5月9日 露天風呂老女の合唱谷を越え
平成13年5月10日 記念樹のぼたんが咲いた美しく(広巳)
平成13年5月11日 姿なきでも父ちゃんは待っている（只今)
平成13年5月12日 荒部屋もすっかり変しんよかったね(文也)
平成13年5月13日 母の日にポセット嬉しプレゼント(直栄 エリー） ありがとう
平成13年5月13日 ありがとうピンクの香り胡蝶らん(武巳)
平成13年5月13日 感謝の意ほらよとくれたカーネーション(文利)
平成13年5月14日 友がきて楽しき昼食五月晴れ
平成13年5月15日 父ちゃんが残した庭が生きている
平成13年5月15日 秋刀魚焼き孫と食する夕げの膳
平成13年5月16日 ミニディから帰れどだれもいない家
平成13年5月16日 今日も又どなる嫁孫のやさしさにすくわれる
父ちゃん現張るから守ってね
平成13年5月17日 嵐去るあとはすっきり五月晴れ
今日からは愛の心で又前進
平成13年5月18日 テッセンが可愛く咲いたよ父ちゃん
平成13年5月18日 風呂の中昔話がなつかしく
平成13年5月19日 落葉松の芽吹きさわやかよもぎ摘む
平成13年5月20日 軒すだれほしくなるよな暑さかな
シューズ買い喜ぶ孫に婆々も笑み
平成13年5月21日 セブンまで歩いて行けた此の足で
携帯をポッケに土手のセリを摘む
五月雨に緑色増す田野の里
初対面すぐにとけ合う風呂仲間
平成13年5月25日 雀たち犬の残飯おいしいか
ディ帰える犬が尾をふり出迎かえる
只今と線香たむけて話しかけ
平成13年5月26日 母心好物を煮て息子待つ
平成13年5月27日 四十九の法要済まし心安らぐ
平成13年5月29日 パンヂーも夏花になる衣がえ
平成13年5月30日 苦労話し皆納得の笑声
平成13年5月31日 手造りの草餅うまし午後のお茶
平成13年5月31日 父ちゃんの名前の健保納めたよ
平成13年6月1日 梅の実を取って食べたい一夜漬け
平成13年6月2日 初夏の風梅雨の晴間の庭を抜け
平成13年6月3日 始めての娘の庭で梅をもぎ
平成13年6月4日 朝食の膳に一味一夜漬
平成13年6月5日 絨毯をい草に変えて夏の部屋
平成13年6月6日 梅雨空に軒の鉢植庭に出し
平成13年6月6日 久し振り逢う友なつかし湯けむりの中
平成13年6月7日 梅雨晴間急いでハンガー竿に掛け
平成13年6月8日 ディ帰り医者の診察受けてくる
平成13年6月9日 情熱の講師の声が心奮わす
平成13年6月10日 梅雨空も薄日射し込む午後の部屋
平成13年6月11日 友来たり茶菓子持参でお茶を飲む
平成13年6月12日 一人居て気の向くままの部屋整理
平成13年6月13日 介護部屋今日又始めての人が居る
平成13年6月14日 紫陽花が梅雨に色づく頃となり
平成13年6月15日 熟年の煮物論議に花が咲き
平成13年6月16日 青梅に紫蘇もみこみてつぼに入れ
平成13年6月17日 父の日に墓参居りしてありがとう
平成13年6月18日 飛石にお尻をすえて草むしり
平成13年6月19日 電話あり会いたい母の涙声
平成13年6月19日 母に逢う嬉しい涙よかった
平成13年6月20日 新盆の提灯とどく福祉から
平成13年6月21日 ぐみの実の紅きしぶさにたどる想出
平成13年6月22日 お茶受けは友の持ち寄る梅の味
平成13年6月23日 軒つばめ巣立ち間近か梅雨晴間
苔むしぬ庭にポトリと夏椿
平成13年6月24日 草むしる背で山鳩の声を聞き
平成13年6月25日 始めてのグランドゴルフ参加賞
平成13年6月25日 福寿學級仲間になれたよお父ちゃん
平成13年6月26日 ポチュラカの花美しき夏日射し
平成13年6月27日 西日射す窓にほしいな軒すだれ
平成13年6月28日 清掃の奉仕にかいた玉の汗
平成13年6月28日 働いた満足感に夏の風
平成13年6月29日 一夜にて白い絨毯夏椿
平成13年6月29日 鶯の声聞きほれし露天風呂
平成13年6月30日 紫陽花が色あざやかに終わる六月
平成13年7月1日 紫の波打つ香りラベンダー
平成13年7月1日 娘とのドライブ楽し日曜日
平成13年7月2日 うだる夏軒のすだれが涼を呼び
平成13年7月3日 日々草植えて汗かく午下り
平成13年7月4日 夏草や猛暑の庭にへばりつき
平成13年7月5日 窓越しに咲くすかし百合に語りかけ
平成13年7月6日 たなばたに願いをこめて孫と書く
平成13年7月7日 笹の葉に五色の短冊風にゆれ
平成13年7月8日 友くれたじゃが芋うまし今日の膳
平成13年7月9日 新盆の提灯吊す部屋の軒
平成13年7月10日 父ちゃんのメモ帳開きしばし見る
平成13年7月11日 梅雨明けて一雨ほしい暑さかな
巡回のレントゲン車に集う人
平成13年7月12日 久し振りゴボー料理に手が染り
平成13年7月13日 迎え盆牛馬供えてさあどうぞ
平成13年7月14日 新盆に来客朝からてんてこ舞
父ちゃんは幸福だったと皆が言う
平成13年7月15日 夕涼の打水の庭に盆提灯
平成13年7月16日 もてなしも無事に終わりて送り盆
平成13年7月16日 夕暮れて送り火の煙りたなびきぬ
平成13年7月17日 きりぎりす競い鳴きする草の中
平成13年7月18日 久し振りディサービスに身をゆだね
平成13年7月19日 村のバス始めて乗って寺参居り
藁吹きの駒かい宿は消えてなし
平成13年7月20日 愛犬もよくずの蔭で夏を越し
平成13年7月20日 海の日に緑波打つ甲斐大和
平成13年7月21日 暑いなつ心おきなく蝉時雨
平成13年7月22日 蟻までが姿ひそめる猛暑かな
平成13年7月23日 夏野菜次々とどく一人部屋
平成13年7月24日 雷雲がさっと一吹風を呼ぶ
平成13年7月25日 一瞬にして雷雨猛暑を打ちのめし
平成13年7月26日 部屋整理孫がばあちゃんありがとう
平成13年7月27日 夏休み孫をつれて行く田野の風呂
平成13年7月28日 紫の朝顔咲いて今朝の庭
平成13年7月29日 投票日願いをこめて我が一票
平成13年7月30日 料理鍋買って楽しむメニューかな
平成13年7月31日 七月も今日で終わりぬ蝉時雨
平成13年8月1日 雷鳴のひときはすごく田野の雨
平成13年8月2日 箱植えのピーマン熟れし赤と黄
平成13年8月3日 吹く風に秋を感じる大欅
平成13年8月4日 日暮しの声桑摘みし頃想い出し
平成13年8月5日 日中の猛暑はいずこ夕涼の里
平成13年8月6日 診察を受けて安心異状なし
平成13年8月7日 立秋や朝露ぬれし萩の花
平成13年8月8日 露天風呂孫達の声が独占し
平成13年8月9日 タイ情緒店いっぱいにレストラン
サワディは味と笑顔で現張ろう
平成13年8月10日 夕立や大地潤う恵み雨
平成13年8月11日 かけ足で過ぎ行く日々に我も遅れじ
平成13年8月12日 朝もやの山鳩の声に我目覚め
平成13年8月13日 靖国に首相参拝英霊よ安らかに
愛国の精神今も昔も変わりなし
平成13年8月14日 新盆やもの言わぬ姉に語りかけ
平成13年8月15日 玉音の声今も我が耳に終戦日
夏祭り留守番しながら聞く花火
平成13年8月16日 息子来る電話に料理の手がはずむ
平成13年8月17日 冷蔵庫嬉れし息子からプレゼント
平成13年8月18日 早朝に帰える息子を送り出し
平成13年8月19日 猛暑去り涼風秋を運びくる
平成13年8月20日 片隅に咲く鉄砲百合の白き花
平成13年8月21日 大形の台風情報に明け暮れて
平成13年8月22日 台風の過ぎ去りし庭に蝶が舞い
平成13年8月23日 吹き荒れし我が家の台風無事に済み
平成13年8月24日 軒すだれはずして仰ぐ秋の空
平成13年8月25日 我老いて農具は手鉋一つだけ
平成13年8月26日 外は雨孫とくつろぐティータイム
平成13年8月27日 栗の実がはじけて落ちる秋の音
背筋をばピンと伸ばして鏡見る
平成13年8月28日 手踊りで風呂に笑いの花が咲き
平成13年8月29日 夜空咲く花火は夏の終わりつげ
平成13年8月30日 真夜中に虫の音すだく秋の庭
平成13年8月31日 ハーモニカの音色に酔いし介護部屋
平成13年9月1日 祝福の笑顔で集う宴かな
平成13年9月2日 防災の訓練参加孫連れて
平成13年9月3日 栗ご飯きのこ汁にて秋を食べ
平成13年9月4日 ざくろの実数える空に赤トンボ
平成13年9月5日 秋立ちて庭に雀の姿なし
平成13年9月6日 窓閉めて朝の料理のメモをとる
平成13年9月7日 秋花に九月の庭も模様替え
平成13年9月8日 福祉の日歌と手品で盛上がり
平成13年9月9日 友逝きて山鳩の声外は雨
平成13年9月10日 土砂崩れ大和の国道寸断し
平成13年9月11日 交通の途絶えた村は孤島なり
平成13年9月12日 台風や水音荒き露天風呂
平成13年9月13日 曇り空ただ静かなり一人部屋
平成13年9月14日 欲しかった父ちゃん一緒に祝金
平成13年9月15日 年寄りの日
赤飯を自分で炊いて食べる祝日
平成13年9月16日 買出しは大月までも足伸ばし
久し振りみんなで囲むきのこ鍋
平成13年9月18日 残暑まだきびしく墓地の草取りぬ
平成13年9月19日 美容院行ってきたよと線香立て
平成13年9月20日 彼岸入り暑さも消えて肌寒し
平成13年9月21日 佛壇をきれいに飾って語りかけ
平成13年9月22日 朝顔が梢まで伸び秋日和
平成13年9月23日 親族が寄りて一杯初彼岸
平成13年9月24日 布団干し秋風澄みて陽はぬくし
平成13年9月25日 春咲くを願いてランを植え変えし
平成13年9月26日 英雄が菊花に香る慰霊祭
平成13年9月27日 年取ればみんな友達風呂仲間
平成13年9月28日 おめでとう孫八才の誕生日
菓子皿を色紙で折る学級会
平成13年9月29日 夏部屋も絨毯敷いて秋になり
平成13年9月30日 曇り空声はじけ飛ぶ運動会
平成13年10月1日 十五夜の月見団子も買って上げ
平成13年10月2日 赤い実が庭いっぱいに山ぼうし
平成13年10月3日 孫連れて紅葉始まる田野温泉
平成13年10月4日 おめでとう曾孫誕生婆は笑み
平成13年10月5日 世界中テロの事件に揺さぶられ
平成13年10月6日 庭ボーキエプロン姿が似合う秋
平成13年10月7日 喚声は秋空高く体育祭
平成13年10月8日 落葉樹色鮮やかに秋深む
平成13年10月9日 友くれし新米うまし焼秋刀魚
平成13年10月10日 風呂談義餅の伸ばし方丸め方
平成13年10月11日 軒先に秋野菜蒔く箱栽培
平成13年10月12日 顔なじみ笑顔で今日も送迎車
平成13年10月12日 母思う息子の電話暖かく
平成13年10月13日 好物のサイダー届く宅急便
平成13年10月14日 おしゃれ着を買う楽しさやショッピング
平成13年10月14日 昼食は想出の店中華丼
平成13年10月15日 かけ声が秋空高く村祭り
平成13年10月16日 一泊の旅行支度にはずむ胸
平成13年10月17日 雨の宿波穏やかな秋の海
平成13年10月18日 赤冨士の美しさに酔うバスの窓
平成13年10月19日 快晴の大和路走しる児等元気
夕食の団欒砕く声ぞ悲しき
平成13年10月20日 息子いて孫が居るんだ現張ろう
平成13年10月21日 健康祭栄養料理に舌鼓
平成13年10月22日 秋深く紅葉あざやか時雨かな
明日がある人に愛心に太陽を
平成13年10月23日 母が来た夢のようと涙する母愛しき
平成13年10月24日 紅葉の山里の湯に集う人
平成13年10月25日 人の世の荒波さざ波ありて晴れあり
平成13年10月26日 大道芸父ちゃん方がうまかった
平成13年10月27日 娘との紅葉狩り嬉れし大和路の秋
すばらしいの一言絶句山紅葉かな
平成13年10月28日 しとしとと降る秋雨や霧深し里
身勝手な大人のしがらみ負けないで（万里子）
万里子の優しさ大好きだよ淋しいけど大丈夫だよ
平成13年10月29日 お月さま卵でごめんね十三夜
平成13年10月30日 淋しくて悲しくて助けてよ父ちゃん
こぼれ日に蔭繪の木立写る窓
平成13年10月31日 紅葉山稜線高く銀翼が飛ぶ
旅の人別れ際にくれたチョコレート
平成13年11月1日 花も良し紅葉又良し山ぼうし
落葉焚く煙りたなびく夕暮れの里
平成13年11月2日 紅葉道満員バスが揺れて行く
平成13年11月3日 かろやかなメロディーに酔いリズムとる
平成13年11月4日 軒先の小松菜摘んで今朝の汁
平成13年11月5日 娘逝き六年目の秋今日は命日
墓参居り済ませば心安らぎて
平成13年11月6日 ぽかぽかの秋日和なり落葉掃き
平成13年11月7日 漬菜干す手先つめたし立冬の朝
紅葉狩り帰りのコースは露天風呂
平成13年11月8日 初霜や冬越しの鉢部屋に入れ
平成13年11月9日 朝一番いつもどうりの怒鳴り声
怒る声かるく流して田野温泉
平成13年11月10日 お十夜で僧侶の説法ありがたく
平成13年11月11日 姉一周忌時の流れ矢の如く
平成13年11月12日 大根も土中に埋めて冬ごもり
平成13年11月13日 苔の青さがよく似合い
平成13年11月14日 風呂談義話しよく合う同年配
平成13年11月15日 霜枯れの庭にパンジー色を添え
平成13年11月16日 老人の避難訓練無事に済み
平成13年11月17日 木枯らしに散り行く紅葉惜しげなく
平成13年11月18日 冬の日は日射追いつつ物を干し
平成13年11月19日 晩秋の庭まだ名残りあり菊の花
平成13年11月20日 健康に幸福かみしめ床を上げ
平成13年11月21日 三笠艦勇姿見学大和撫子血がおどり
年金友の会和気藹々のバスの旅
大根とキャベツ畑青さ目にしむ三浦半島
平成13年11月23日 山交で買物嬉し最高の日
ハイカラの帽子かぶってバック下げ
平成13年11月24日 暖冬の年思わせるぬくさかな
平成13年11月25日 思い出の品と出合える部屋整理
平成13年11月26日 パン屑に集う雀の数が増し
平成13年11月27日 木枯らしや群青の空ちぎれ雲
平成13年11月28日 冬空に両手広げて大欅
平成13年11月29日 古セーター繕う背中に冬日射し
平成13年11月30日 惜しげなく散り行く木の葉秋は去り
平成13年12月1日 駅伝に打振る小旗光る汗
おめでとう内親王さま御誕生
平成13年12月2日 招かれて娘の家で夕餉摂り
平成13年12月3日 祝福の声国中に満ち溢れ
平成13年12月4日 テレビ体操日課となりぬ外は雨
平成13年12月5日 山肌を剥き出しにして冬の山
平成13年12月6日 脱税に縁なき我が生活に満足し
平成13年12月7日 銀翼が飛ぶ落葉が舞う露天風呂
平成13年12月8日 カーテンの汚れ洗いて小春日の窓
平成13年12月9日 宝くじ夢をたくして買う笑顔
平成13年12月10日 冬支度漬菜に掃除に障子張り
平成13年12月11日 北風が冬運びきて暮迫る
平成13年12月12日 凍りつく寒さ手袋ほしくなり
平成13年12月13日 ピンポンの来客コールに婆々が出る
漬物の石持ち上げて年を知り
平成13年12月14日 湯けむりに首までつかり露天風呂
平成13年12月15日 ブリ大根煮える匂いの一人部屋
平成13年12月16日 枯すすきなびかせ木枯らし通り過ぎ
平成13年12月17日 夕食は塩焼秋刀魚栗おこわ
平成13年12月18日 亡き夫のジャンパーぬくし寒い夜は
平成13年12月19日 舞踊見て一足早きクリスマス
平成13年12月20日 冬越しの花苗植えし日だまりで
平成13年12月21日 コーラスの歌声流れ外は粉雪
平成13年12月22日 餌台で小鳥ついばむ雪の朝
冬至の日かぼちゃ料理で舌鼓
平成13年12月23日 冬至過ぎ日足伸びたか部屋ぬくし
平成13年12月24日 イブの日にせめての贅沢美容院
平成13年12月25日 古漬を炊く匂いして冬日暮れ
背丈伸び孫十四才の誕生日
平成13年12月26日 くつろぎのスナップ写真露天風呂
平成13年12月27日 日盛りにぼつぼつ気長の掃除
娘から御歳暮とどくありがとう
平成13年12月28日 餅つきも様変りして音もなし
平成13年12月29日 暖炉の火赤きぬくさよ山荘の冬
平成13年12月29日 プレゼントラヂオが我が心の糧となり
平成13年12月30日 ささやかなおせち料理に腕奮い
平成13年12月31日 夫逝きし年静かに暮れし大晦日
平成14年1月1日 お吸物清酒で乾杯おめでとう
平成14年1月2日 箱根駅伝選手の現張り感激拍手
平成14年1月3日 木枯らしやヒューヒュー鳴いて窓たたき
平成14年1月4日 初風呂に友の笑顔が皆揃い
平成14年1月5日 粉雪が舞い正月も五日過ぎ
平成14年1月6日 久し振り孫と散歩の午下がり
平成14年1月7日 春の香を家族で囲む七草粥
平成14年1月8日 突然の目まいに病気の怖さ知り
平成14年1月9日 日記書く小春日の部屋外は木枯し
平成14年1月10日 あの世から笑顔のエール父に献杯
平成14年1月11日 小鳥きて今日も賑わう冬の餌台
平成14年1月12日 日足延びちょっぴり芽を出すチューリップ
平成14年1月13日 久し振り孫と散歩の野道かな
平成14年1月14日 団子焼き孫に託せし道祖神
平成14年1月15日 歌会の春皆それぞれの想いあり
平成14年1月15日 突然の目まい我なすすべもなく
平成14年1月16日 入院は絶対しない積もりの我ベットで点滴を打つ
平成14年1月21日 耳鼻科検診良好外はどしゃぶり心は晴
平成14年1月21日 父ちゃんに入れ歯直すと報告し
平成14年1月22日 気分良し花の水やり七日ぶり
平成14年1月23日 鉢花が言う水ほしかったよおばあちゃん
平成14年1月24日 久し振り田野温泉でリラックス
平成14年1月25日 歯医者がえり焼立てパン買い昼食大満足（直栄がプレゼント）
平成14年1月25日 紅梅のチラホラ咲いて春近し
平成14年1月26日 箱植えの小松菜小鳥と分けて食べ
平成14年1月26日 小鳥たち早く食べなよ雪模様
平成14年1月27日 雪景色墨絵のような美しさ
平成14年1月27日 昨年は父ちゃんと見た雪の庭
平成14年1月28日 ひよどりの後をついばむ雀たち
平成14年1月29日 残雪や足跡残して凍りつき
平成14年1月30日 凍りつく歩道に一歩一歩が命がけ
平成14年1月31日 障子戸の露拭きとりて冬の朝
平成14年2月1日 ゴリゴリと音をたてて除雪車が動く
平成14年2月2日 友の顔想いつつ書く出席の返信
平成14年2月3日 福は内鬼は逃げ行く雪の中
平成14年2月4日 立春や春の足音耳に目に
平成14年2月4日 携帯を買って貰った誕生日
携帯で電話したいな父ちゃんに
平成14年2月5日 寒き日は部屋に籠もりて薬草茶飲む
平成14年2月6日 雪どけの水湿みこみて春の土
平成14年2月7日 縁側の花今日は小春日外に出し
平成14年2月8日 人形劇午後のいっとき感動して見る
平成14年2月9日 五輪開幕笑顔と歓声のあらし沸き
平成14年2月10日 あづき粥父手作りの箸想い出す
平成14年2月11日 高千穂の峰晴々と建國の日
平成14年2月12日 念願の入歯ぴったり完成し
平成14年2月13日 立春も名のみの今朝の寒さかな
平成14年2月14日 バレンタインチョコで一杯ねえ父ちゃん
平成14年2月15日 久し振り満員バスで田野温泉
平成14年2月16日 春の香の蕗取りたいな前の土手
平成14年2月17日 なつかしのラヂオの歌でリラックス
平成14年2月18日 背丈伸び孫のズボンの裾なおし
平成14年2月19日 強風や春一番か荒れくるい
平成14年2月20日 ぽかぽかの小春日に散歩の足も軽くなり
平成14年2月21日 美容院一寸おしゃれして明日同級会
平成14年2月22日 なつかしの友笑顔で語る友情の席
平成14年2月23日 枯草の野道を歩く紫の小花愛しき
平成14年2月24日 梅園に人集いきて春の訪れ
平成14年2月25日 茶をよばれ生みたて卵貰ひ嬉しく
平成14年2月26日 踏みつけた土押し上げて芽出す水仙
平成14年2月27日 岩陰に冬の名残りの白き雪
平成14年2月28日 体操で寝たきり老人追放よ
平成14年3月1日 春来たり種蒔く農夫畑に居り
平成14年3月2日 大きめの鉢に植え変えラベンダー
平成14年3月3日 三月は三寒四温のくりかえし
平成14年3月3日 曇り日で花も妾も部屋の中
平成14年3月3日 携帯の電話待ちつつ小宵まどろむ
平成14年3月4日 今日は小春ポットに蒔きぬ南蛮の種
平成14年3月5日 従兄弟きて昔話に花が咲く
平成14年3月6日 春めきし山ふところや露天風呂
平成14年3月7日 小春日に散歩する我に風もやさしく
平成14年3月8日 鯖みそ煮小松菜そえて旨い夕食
平成14年3月9日 農道を広げて移る地蔵さま
平成14年3月10日 餌台のりんごひよ鳥独占し
平成14年3月11日 すいとんに母の面影偲ばせて
平成14年3月12日 ストーブも炬燵も消して春の部屋
平成14年3月15日 血圧も下がって行けた田野温泉
激動の世も巡りくる春は変わらじ
生命の息吹感じる芽吹く春
平成14年3月15日 初午で五色の旗にお赤飯
平成14年3月16日 春盛り笑顔で揺れる村のバス
ラヂオ耳かたむけながら初仕事
平成14年3月17日 小春日に娘とドライブ幸福が溢れる
平成14年3月17日 父ちゃんの好きなお店ですしを買う
平成14年3月18日 墓参いりきれいになって良かったね
平成14年3月19日 強風に夜中に起きて鉢を入れ
平成14年3月20日 風凪ぎて春はうららの日和かな
平成14年3月21日 春色に日毎数増す庭の花
平成14年3月22日 学生の人形劇で午後のひととき
平成14年3月23日 のれん変え絨毯変えて部屋も春
もつ煮して明日くる息子母は待つ
2003年12月24日(水) ＤＡＴＡ追加
平成14年3月25日 一周忌無事に終わりぬ亡き夫の
花冷えの冷たき雨に春も足踏み
平成14年3月26日 いにしえの忍ぶ美に酔う糸櫻
平成14年3月27日 春雨に山も霞むや露天風呂
平成14年3月28日 開け放す部屋にいっぱい春の香が
直美のおたち日線香にたむけて偲ぶ昔
平成14年3月29日 春雨に山里の春一段と色を増し
汗にじんだ給料紛失明日があるさ現張れ
平成14年3月30日 日本晴春の朝だよ悪夢を飛ばせ
平成14年3月31日 眼鏡かけ凛々しく出勤我が息子
平成14年4月1日 内職の合間に蒔くやラベンダー
平成14年4月2日 庭手入れ体力ないを実感す
平成14年4月3日 昼食は景徳院の花の下
平成14年4月4日 満開の櫻に無常な春嵐
平成14年4月5日 山頂の道カーブミラーが光る午後
平成14年4月6日 み坂路はピンクと黄色の春絵巻
帰り道しゃれたお店でティタイム
平成14年4月7日 よもぎ摘む手に春の香が染み込みぬ
平成14年4月8日 夫逝きて一年春巡りきし想出と共に
平成14年4月9日 春の庭土手の山吹色を添え
平成14年4月10日 手もかけず岩陰に咲く野すみれ愛し
平成14年4月11日 明日雨の予報信じて苗の植え付け
平成14年4月12日 鶯の初音うれしや露天風呂
平成14年4月13日 体不調で一日寝床息子のほうとう旨かった
平成14年4月14日 ひよ鳥の声けたたまし春の庭
平成14年4月15日 花みずき眞白き花よそよぐ春風
平成14年4月16日 修学旅行笑顔で出掛ける孫を送りし
平成14年4月17日 山裾に山吹咲きて春のせせらぎ
平成14年4月18日 ハーブ園心癒せし花の散策
平成14年4月19日 亡き夫と山菜取りし山春盛りなり
平成14年4月20日 春雨や山女が三匹膳に乗り
平成14年4月21日 仏前に供えしあけびの三杯酢
平成14年4月22日 過ぎし日のアルバムめくり追憶の日
平成14年4月23日 山裾を走る列車も春乗せて
平成14年4月24日 地蔵さま新転地での春祭り
平成14年4月25日 どの木にも皆想出あり我が庭園
平成14年4月26日 今日は又冬に戻りし寒さかな
平成14年4月27日 名曲を聞きつつまどろむ春の午後
平成14年4月28日 勝頼公祭りに燃えた甲斐大和
平成14年4月29日 自然校学びて子等よ強く羽ばたけ
平成14年4月30日 花四月無事に終わりぬおぼろ月
平成14年5月1日 五月空つばめが戻る忘れずに
平成14年5月2日 記念樹のぼたん今年も咲き」ぬ華やかに
平成14年5月3日 嬉しき日母の日の一足早きプレゼント
平成14年5月4日 風薫り花咲き乱れ癒しの日々我幸福
平成14年5月5日 高原の蕗取る背で鶯が鳴く
山荘の盛り上がる声バーベキュー
平成14年5月6日 想出を残すピンクの櫻草
蕗を炊く甘い五月の風に乗り
平成14年5月7日 連休も過ぎて車の流れスムース
平成14年5月8日 老人の集いたのしき石和の湯
久し振りカラオケで歌うさざんかの宿
平成14年5月9日 サッカーで孫右肘打撲折れなくてよかったね
平成14年5月10日 五月雨にけむる山肌藤花映えて
平成14年5月11日 連絡がとれぬがままに客をことわる
平成14年5月12日 ありがとう母の日お花プレゼント
加山雄三ショー出掛ける息子嬉しそう
平成14年5月13日 早生小梅どんぶり一つ一夜漬
平成14年5月14日 緑風や心さわやか五月晴
平成14年5月15日 湯上りの身を横たえてマッサージ
平成14年5月16日 残飯をついばむ雀犬知らぬ顔
息子待ち夜通し眠れぬ夜を過ごす
平成14年5月17日 五月雨やアカシヤの花咲き誇る
平成14年5月18日 外は雨父ちゃんの写真が見ている一人部屋
平成14年5月19日 孫昼寝ばばのベットを占領し
平成14年5月20日 てっせんの花美しく元気出してと語りかけ
平成14年5月21日 ぱんじーもぼつぼつ変えよう夏花に
平成14年5月22日 青葉風山がそよぐよ露天風呂
平成14年5月23日 縁側で庭見る我に孫が茶を汲む
平成14年5月24日 風呂仲間苗をやったり貰ったり
平成14年5月25日 携帯の息子の声に一安心
平成14年5月26日 サッカーと野球で意見眞二つ
平成14年5月27日 うどん屋と豆腐試食で腹いっぱい
平成14年5月26日 娘とのドライブ嬉し日曜日
平成14年5月27日 夕食は忍野のうどんに舌鼓
平成14年5月28日 心配な心を晴らす五月空
平成14年5月29日 風呂仲間今日も笑顔がバスに揺れ
平成14年5月30日 梅雨前に庭草取ろう手鉋で
平成14年5月31日 満開の柿の花散り染めて五月過ぎ
平成14年6月1日 はれやかに目覚める我に仕事舞込む
平成14年6月2日 衣変え眞白な山ぼうし風に揺れ
飛石にたたきつけるよ俄雨
平成14年6月3日 庭梅酒一年たって今宵味みす
平成14年6月4日 突然に血圧上がり病院で点滴
平成14年6月5日 不安消え露天に身をば横たえる
平成14年6月6日 美容院気分さっぱり現張るぞ
平成14年6月7日 大欅初蝉ないて露天風呂
平成14年6月8日 孫落とす梅を拾って小梅漬け
チューリップの球根抜いてトマト植え
平成14年6月9日 心晴れ模様変えした孫の部屋
平成14年6月10日 軒すだれ吊して昼寝のベットかな
平成14年6月11日 夏椿ぽたりと散って梅雨近し
平成14年6月12日 雨模様朝の水やり手間はぶけ
平成14年6月13日 美化運動奉仕活動無事に済み
平成14年6月14日 日本中サッカー燃えて日本勝
平成14年6月15日 紫陽花も色付き始め梅雨の朝
平成14年6月16日 仏前に焼酎つまみ父の日は
平成14年6月17日 晴後曇りそして雨の心境明日を信じる
平成14年6月18日 梅雨空に心の晴間見ゆ現張れ
平成14年6月19日 名も知らぬ小鳥さえずる大欅
平成14年6月20日 卓上のラヂオ聞きつつ励む手仕事
平成14年6月21日 梅雨晴間山が波うつ青葉風
平成14年6月22日 梅雨冷えに紫陽花だけは鮮やかに
平成14年6月23日 孫と摂る夕食今夜は煮かつ丼
平成14年6月24日 久し振りシルクの地下でお買物
平成14年6月25日 夏野菜次々とどくお隣りさん
平成14年6月26日 田野温泉歌と踊りでリラックス
平成14年6月27日 老人が笑顔で競うゴルフかな
平成14年6月28日 気忙しく鳴く群がらす夕暮の空
平成14年6月29日 誘われて孫と散歩の楽しいひととき
平成14年6月30日 道掃除一汗かいて役目終え
平成14年7月1日 暗雲は嵐となって吹き荒れる
平成14年7月2日 一夜明け眞実一路の道開きたり
信じ合い助け合って明日に希望を
平成14年7月3日 蒸し暑き夜蚊とり線香の匂い鼻につく
平成14年7月4日 土手草に草刈機音はげしき夏の午後
平成14年7月5日 手造りのコロッケうまし夜の膳
平成14年7月6日 笹の葉にゆれる短ざく孫と書く
平成14年7月7日 沙汰なしの息子案じて夜中眠れず
平成14年7月8日 夏帯をベットかばーに手造し
平成14年7月9日 暗雲が晴れて希望の光射す
平成14年7月10日 台風の雨１００ミリ超して通行止め
平成14年7月11日 台風が過ぎれば酷暑夏の輝やき
平成14年7月12日 日ぐらしはいつ鳴くのかな夏の午後
平成14年7月13日 御先祖を牛馬で迎える盆の入り
平成14年7月14日 盆の夜を親子で花火興ずるが嬉しく
平成14年7月15日 ガス切れて電気コンロが活躍し
平成14年7月16日 台風の川の流れに送り盆
平成14年7月17日 草むしり蚊取り線香腰に付け
平成14年7月18日 暑さにも窓開け放しての自然風
平成14年7月19日 夏空の雲の動きや露天風呂
平成14年7月20日 梅雨明けて緑の山や蝉しぐれ
平成14年7月21日 夏の夜はやっこになんばんお味噌汁
平成14年7月22日 日は落ちて日暮し蝉や夏すだれ
平成14年7月23日 内職を仕上げて一息夜の九時
平成14年7月24日 夏休み孫連れて行く田野温泉
平成14年7月25日 うだる夏車の騒音とぎれなく
平成14年7月26日 汗だくの子等山裾道の長い列
平成14年7月27日 取りたてのもろこし旨し午後のお茶
平成14年7月28日 日中の暑さ夕立雲で涼を呼ぶ
平成14年7月29日 孫蒔きしかぼちゃ一株庭に植え
平成14年7月30日 子供等の声も聞かず蝉しぐれ
平成14年7月31日 ファンドベル音さわやかに高校生
平成14年8月1日 夏の夜の花火楽しき曾孫居て
平成14年8月2日 待望の雨に息づく大地かな
平成14年8月3日 朝露にぬれて愛しき小紫
平成14年8月4日 競い鳴く蝉きりぎりす夏盛り
平成14年8月5日 日焼けしてプール帰りの子等黒し
平成14年8月6日 留守中に葡萄がとどく実家より
平成14年8月7日 想出は昔に戻る子の電話
平成14年8月8日 立秋は名のみの昼の暑さかな
平成14年8月9日 蝉が鳴くあれ鶯も露天風呂
平成14年8月10日 愛犬も夏ばて気味で食細し
平成14年8月11日 窓明けて涼風を呼ぶ夏の夜
平成14年8月12日 気にしてた破れ障子を張り変えて
平成14年8月13日 暑き日も秋風の空赤トンボ
平成14年8月14日 行く夏を惜しむか蝉の大合唱
平成14年8月15日 玉音のまだ耳にあり終戦日
平成14年8月16日 長崎土産いっぱい持って娘来る
本物のたらこの味に大満足
平成14年8月17日 傷ついた燕元気に飛び立ち空へ
平成14年8月18日 台風で残暑も一寸一休み
平成14年8月19日 久し振りサンマートまでお買物
平成14年8月20日 チチチチと虫の音がする闇の中
平成14年8月21日 赤鬼がどなってきたがノーキャッチ
平成14年8月22日 萩の花朝露濡れて初秋の朝
平成14年8月23日 長袖がめっきりふえたバスの中
平成14年8月24日 コンテスト母から子への手紙書く
平成14年8月25日 木の枝や青草燃して庭掃除
年寄りを狙った押売り追い返し
平成14年8月26日 電話有りワインともつ煮で息子待つ
平成14年8月27日 栗の木の下で子供のはしゃぐ声
平成14年8月28日 息子来たもつ煮で一杯旨いな
平成14年8月29日 クラウンで息子とドライブ墓参り
平成14年8月30日 秋空に群れ飛ぶとんぼ飛行雲
平成14年8月31日 温暖化肌で感じる残暑かな
平成14年9月1日 熱湯をかけて蒸らして非常食
曾孫無事出産電話おめでとう
平成14年9月2日 日中の暑さいづこえ夜の涼しさ
平成14年9月3日 炎天下松葉ぼたんの花美しき
平成14年9月4日 栗落ちてなびくやすすき秋風に
平成14年9月5日 秋色に少し色づき大欅
平成14年9月6日 日暮しや桑摘みし里想出し
過ぎし日のアルバムめくる秋雨の夜
平成14年9月7日 福祉の日歌ものまねで皺のばし
平成14年9月8日 年金の財布細りて孫育つ
平成14年9月9日 秋刀魚焼く匂いただよい時雨かな
平成14年9月10日 曾孫抱き笑む可愛さにばば嬉し
平成14年9月11日 自爆テロニュースに釘付け一年目
平成14年9月12日 なんばんの赤い実映える秋の日に
平成14年9月13日 役場よりお祝いとどく年寄の日
平成14年9月14日 おそ蒔きの提灯花のつるが伸び
平成14年9月15日 中三の孫最後の学園祭見る
平成14年9月16日 降りつづく秋雨きのこ話もちらほらと
平成14年9月17日 秋日和心晴々赤トンボ
平成14年9月18日 風呂帰り孫のズボンを買ってくる
平成14年9月19日 交通安全を肝にめいじて福寿学級
平成14年9月20日 彼岸入りあずき御飯をたいて上げ
平成14年9月21日 車窓より眺める秋は黄金色
清里の森のきの子でお味噌汁
山荘で心癒した楽しい日
墓参居り菊の香るお中日
平成14年9月23日 勇太穫る松茸あげる仏前に
平成14年9月24日 熱戦に敵も味方も大興奮
巨人勝原監督が宙に舞い
平成14年9月25日 孫踊る花笠音ど秋日和
平成14年9月27日 琴の音を聞き口ずさむ想出の歌
平成14年9月28日 タイからの孫の電話のはずむ声
平成14年9月29日 鳥集う柿の実赤く色づいて
平成14年9月30日 慰霊祭七十五柱の前にぬかづく
平成14年10月1日 台風の雨風つかぬ間通り過ぎ
戸じまりを早めに済し採る夕餉
平成14年10月2日 秋晴れや川音流し露天風呂
平成14年10月3日 おしゃれ着を買って貰った旅仕度
平成14年10月4日 ロードショウ秋の夜長を一人見る
平成14年10月5日 赤き実のなんばん摘みてざるに干し
平成14年10月6日 さわやかな朝素足で庭で深呼吸
平成14年10月7日 老人の旅行は楽し信州路
姥捨の田毎の月に残す想出
平成14年10月9日 長旅の話はつきず風呂の中
平成14年10月10日 内職の合間を一寸サンマート
平成14年10月11日 朝夕の寒さ炬燵がほしくなり
平成14年10月12日 深む秋つるべ落しに陽は沈む
平成14年10月13日 秋空に歓声上がる体育祭
平成14年10月14日 友が来て飲む一杯のお茶よ楽しき
平成14年10月15日 二十四年の空間を埋める肉親愛
秋祭り子供みこしが練り歩く
平成14年10月16日 待っていた祖国が人が故郷が
平成14年10月17日 大和路は秋眞盛り子等走る
十五夜の団ごも今は様変り
平成14年10月20日 紅葉の庭ヒーラギの花の白さかな
平成14年10月21日 思春期の孫の心をもてあまし
平成14年10月22日 秋日和仰ぐ大空飛行雲
平成14年10月23日 田野の湯の黄色鮮やか大銀杏
平成14年10月24日 雨上がり散歩がてらのお買物
平成14年10月25日 秋風に木の葉ちらほら露天風呂
平成14年10月26日 曾孫の晴着嬉しや七五三
平成14年10月27日 健康祭笑いはじけるレクレーション
平成14年10月28日 それぞれに出掛けた後を守る婆々
平成14年10月29日 漬物の白菜ならぶ秋の庭
平成14年10月30日 縁側に並ぶ花鉢霜注意報
師弟愛勝利に燃える巨人軍
平成14年10月31日 黄菊の香残して暮れし秋の庭
平成14年11月1日 湯けむりの向うは紅葉露天風呂
平成14年11月2日 ダムの水青々と紅葉映え
平成14年11月3日 招かれて幸福感じた文化祭
平成14年11月4日 優勝のパレードつづく巨人軍
平成14年11月5日 温日さす外は木枯らし部屋は春
平成14年11月6日 満員のバス揺れて行く大和路の秋
平成14年11月7日 立冬の朝柿の実赤く霜の庭
内職の有り難さ身にしむ給料日
平成14年11月8日 老人も皆参加して防災の日
平成14年11月9日 秋が散る紅葉が散る木枯しの乱舞
平成14年11月10日 束の間の影絵も消えて日溜りの部屋
平成14年11月11日 冬の庭空鉢並んで春を待つ
平成14年11月12日 落葉焚き焼芋の風情今は無し
平成14年11月13日 木枯しに山波打ちて秋が去り行く
平成14年11月14日 愛國の心に燃えた御霊の前にぬかづく
平成14年11月15日 干柿をむき終えて見るロードショー
平成14年11月16日 お十夜の説法我進む道を知る
平成14年11月17日 北風の吹く軒下に婆々むきし柿揺れる
平成14年11月18日 夕食後餅焼いて食う夜長かな
平成14年11月19日 仕上がりの味きにしながらたくわん漬
平成14年11月20日 息子遅い夜孫と二人で焼肉定食
平成14年11月21日 庭に出て背伸び嬉しや小春かな
平成14年11月22日 曇り空晩秋の山は枯葉色
平成14年11月23日 勤労に感謝する心幸福を呼ぶ
平成14年11月24日 木枯しに舞散る木の葉惜みなく
平成14年11月25日 氷雨降る庭は小鳥の姿なし
平成14年11月26日 まつのさん逝くお世話になりました
平成14年11月27日 温泉も行かず部屋で内職想出にしたる
平成14年11月28日 一夜にて山は変りぬ冬木立
平成14年11月29日 窓露を拭いて眺める冬の朝
平成14年11月30日 テープにて聞く父ちゃんの祝舟
平成14年12月1日 大和路を走る選手に旗がゆれ
平成14年12月2日 誕生日文利主役のハッピーバセー
平成14年12月3日 十二月部屋の掃除は先ずカーテン
平成14年12月4日 我漬けしたくあんの味納得し
平成14年12月5日 マイナスがプラスに変り夜はトン汁
平成14年12月6日 風呂仲間笑顔が揃うバスの中
平成14年12月7日 氷雨の夜カレーの匂い部屋に満つ
平成14年12月8日 空模様夜中にカーテン開けて見る
平成14年12月9日 初雪に車の移動で大さわぎ
平成14年12月10日 障子張りする縁側は小春かな
平成14年12月11日 銀翼が大空を飛ぶ冬木立
平成14年12月12日 父ちゃんと乗った車がお嫁入り
平成14年12月13日 久し振り息子と話す夜のひと時
平成14年12月14日 朗読の声ほのぼのと心安らぐ
平成14年12月15日 寒き夜も笑いでぬくき婆々の部屋
平成14年12月16日 神棚に祈りささげて神飾り受け
平成14年12月17日 吹荒る木枯しよ今年の塵の総払い
平成14年12月18日 露天風呂青空あざやか飛行雲
平成14年12月19日 気張り過ぎ疲れて早々床につく
平成14年12月20日 小鳥群れ束の間のざわめき大欅
平成14年12月21日 氷雨から雪に変わりし師走かな
平成14年12月22日 ストーブでことことかぼちゃ冬至の日
駅伝で死力を尽くす高校生
平成14年12月23日 縁側のガーデニングは張春の色
平成14年12月24日 山頂を走る工事車冬木立
平成14年12月25日 十五才孫誕生日お目出とう
平成14年12月26日 暮迫る病院は老人で満席
平成14年12月27日 今年最後の湯に漬り笑顔で友よ又来年
平成14年12月28日 正月飾り全部済まして心清らか
平成14年12月29日 テレビ見て師走味わう炬燵かな
平成14年12月30日 カレンダー皆取変えて羊年
平成14年12月31日 南天の実美しき床の花
波乱万丈の年も無事に越し
平成15年1月1日 お吸いもの酒で乾杯おめでとう
平成15年1月2日 冨士を背に走る駅伝日本晴
平成15年1月3日 タイ嵐突然吹くが我が家安全
平成15年1月4日 餌代に群がる雀雪の朝
平成15年1月5日 吸い物で娘と祝正月楽のしく
平成15年1月6日 夫逝きてめっきり減った年賀状
平成15年1月7日 七草粥息子と二人で食べる夕食
平成15年1月8日 露天風呂幸福の顔が初笑い
平成15年1月9日 孫二人婆々に優しき仕草嬉しく
平成15年1月10日 残雪の凍り付く歩道歩けず立止り
平成15年1月11日 朝食は鏡開きの雑煮かな
平成15年1月12日 お年始に友とお寺へ初参り
平成15年1月13日 成人の若者よ笑顔で明日に希望を
平成15年1月14日 どんど焼き火の粉パチパチ焼だんご
平成15年1月15日 悪い芽は摘取ます佐藤家を守る為
平成15年1月16日 厳冬の冬有りてこそ春は楽しき
平成15年1月17日 もやもやの霧晴れてきてぐっすり眠る
平成15年1月18日 小春日の窓ごしにヒヤシンスの香り
平成15年1月19日 雪折れの花芽ある枝紐で固定す
平成15年1月20日 逆らはず我が道を行く十の心で
平成15年1月21日 パン屑がうまいか雀みなお食べ
平成15年1月22日 昼食後部屋はズンドコ歌謡ショー
平成15年1月23日 雪降りて白一色の下界かな
平成15年1月24日 竹林のなびき激しく空風
平成15年1月25日 屋根の雪ぽたりぽたりの雫かな
平成15年1月26日 タイ嵐又荒狂うが守り安全
平成15年1月27日 シクラメン香りに心癒されて
平成15年1月28日 過ぎ去りし嵐の後は心さわやか
平成15年1月29日 温もりの心に冷水かけてごめんね
平成15年1月30日 小春日が部屋いっぱい恵あふれて
平成15年1月31日 大荒の一月暮れて希望の明日が来る
二月 おしゃれ着を買って貰って食事して
平成15年2月1日 嬉しくて感動して幸福いっぱい胸いっぱい
平成15年2月2日 湯豆腐で息子待夜は外は木枯らし
平成15年2月3日 節分に鬼は出て行け福は内
平成15年2月4日 七十九才誕生日健康をありがとう
優しさがピンクの花にこめられて(文利プレゼント）
平成15年2月5日 冬山の景色をほめて露天風呂
平成15年2月6日 立春とは名のみの寒さ雪が舞う
平成15年2月7日 更けて行く夜の枕辺にシクラメン香りほのかに
平成15年2月8日 忍び寄る息吹感じる木の芽かな
平成15年2月9日 ぽかぽかの陽気にすべて春の顔
平成15年2月10日 ひよ鳥のりんごついんばむ姿可愛し
平成15年2月11日 雲にそびえる高千穂の紀元節なり
平成15年2月12日 もどかしき雪どけなれど春はすぐそこ
平成15年2月13日 こんな夜は父ちゃんに焼酎くんで話したい
平成15年2月14日 バレンタイン父ちゃんにチョコ忘れてごめんね
平成15年2月15日 暴言の堪忍袋の緒が切れた
佐藤家は守って見せるタイは立去れ
平成15年2月16日 バラの枝剪定すればとげの痛さよ
平成15年2月17日 さわやかな朝の始まり夜は大荒れ(タイ嵐)
平成15年2月18日 氷雨降る後遺症夜ぬくもりの部屋
平成15年2月19日 美容院きれいになって明日クラス会
平成15年2月20日 クラス会皆足腰の痛む友
声だけは若くはずんで皺の顔
平成15年2月21日 福寿学級笑顔いっぱい大満足
平成15年2月22日 今日は婆々のやりくり一寸苦しい
平成15年2月23日 寒い日はコトコト煮えるおでん鍋
平成15年2月24日 粉雪がチラホラ舞って迫る夕暮
平成15年2月25日 黄水仙幸福の花春の色(直栄プレゼント）
平成15年2月26日 車窓にも春を感じてバスに揺れ
平成15年2月27日 診察日小春日の道歩ける幸福
平成15年2月28日 紅梅の蕾ふくらみ二月暮れ
平成15年3月1日 山里に春雨の音春の訪れ
平成15年3月2日 急病に心配したが点滴で快復(文利)
リラックス明るい心で前に進もう
春一番冬の名残を吹き飛ばし
平成15年3月3日 肩の荷がおりて安心感謝の日
平成15年3月4日 裏庭に狸ひょっこり田野温泉
平成15年3月5日 孫入試心で願って送り出し
平成15年3月6日 縁側でガーデニングに想い寄せ
平成15年3月7日 雨まじり消えるも早き春の雪
平成15年3月8日 小春日は婆々も戸外にさそい出す
平成15年3月9日 きまぐれな陽気衣装が定まらず
平成15年3月10日 快晴の空春光に寝具干す
平成15年3月11日 冬越しのパンジー一株春を呼び
平成15年3月12日 残念な知らせに一寸気落ちする
平成15年3月13日 前向きの孫の笑顔にほっとする
平成15年3月14日 夕食が笑顔でうまし春の宵
平成15年3月15日 のど自慢チャンピオン大会一人見る
平成15年3月16日 梅園の風情ゆかしく香りほのかに
平成15年3月17日 花鉢をあわてて取り込む霜注意
平成15年3月18日 彼岸入り春とは名のみの寒さかな
平成15年3月19日 春土の感触うれしく花種を蒔く
平成15年3月20日 いなりずし父ちゃん食べてと仏前に
平成15年3月21日 娘来て良かった父ちゃんお中日(仏壇掃除ありがとう）
平成15年3月22日 引出物買って時計が大当たり
平成15年3月23日 春日和布団を干して部屋掃除
平成15年3月24日 彼岸すぎ春の芽吹きも急ピッチ
平成15年3月25日 しとしとの春雨けぶるや里の春
平成15年3月26日 春めいて我が世の春や露天風呂
平成15年3月27日 甘くない世間現実を見つめ孫よはばたけ
平成15年3月28日 飾りつけ立派にできて明日三回忌
平成15年3月29日 子供孫曾孫集いて三回忌
平成15年3月30日 おぼろ月紅梅香る夜の庭
平成15年3月31日 三月や春深まりて今日で終え
平成15年4月1日 花の芽があちらこちら元気にお早うさん
平成15年4月2日 稜線も見えかくれする春霞み
平成15年4月3日 記念樹のぼたん芽生えて天をつく
平成15年4月4日 雪降れば軒先集う野鳥かな
平成15年4月6日 親心つい声を掛け叱られる(朝起こした)
平成15年4月7日 合格通知やっと笑顔の孫おめでとう
平成15年4月8日 命日や春雨けぶる墓参り
平成15年4月9日 山櫻まだほど遠き山の春
平成15年4月10日 花苗を植えて空鉢春の色
平成15年4月13日 美しきたとえようなし糸桜
花の下皆幸福の顔になり
いにしえを今に傳えて神代櫻
平成15年4月14日 日毎増す春色の庭しばし見とれし
平成15年4月15日 春雨に我が心おだやかなり
平成15年4月16日 水温む川辺に児らが山吹の花
平成15年4月17日 大和路も櫻前線眞盛り
平成15年4月18日 春景色トンビ輪をかく青い空
平成15年4月19日 吹き荒れるタイ嵐には負けないよ
佛前の変え父ちゃん守ってね
平成15年4月20日 十二神楽名人寄で想いの一時
平成15年4月21日 強風に惜しげなく散る櫻かな
平成15年4月22日 内職を現張り過ぎて一寸つかれ
平成15年4月23日 やまぶきの黄色鮮やか芽吹山
平成15年4月24日 野辺に座す地蔵さまの春祭り
平成15年4月25日 雨模様櫻かざって部屋でお花見
平成15年4月26日 眞夏日の暑さにとまどう晩春の日
平成15年4月27日 久し振りさんしょう摘みて煮つけかな
平成15年4月28日 軒つばめ今日気がついたおかえりね
平成15年4月29日 みどりの日勝頼公の祭り賑わう
平成15年4月30日 暗雲が晴れ間と変り心安らぐ
平成15年5月1日 美容院髪ととのえて五月晴
平成15年5月2日 鶯の初音うっとり露天風呂
平成15年5月3日 清里のピンクの山草我が庭に咲く
平成15年5月4日 取りたての山菜うましバーベキュー
平成15年5月5日 手造りの柏餅なり大好評
平成15年5月6日 年とれば友の存在ありがたし
平成15年5月7日 山の幸野の幸多き初夏の食卓
平成15年5月8日 のれん変え窓を開けば新緑の風
平成15年5月9日 藤の花新緑の山に色映えて
平成15年5月10日 母の日のプレゼントあり娘より
平成15年5月11日 息子よりうな重にお花もつけてありがとう
母の日に幸福感じて過ごす一日
平成15年5月12日 孫の甘え許さじ婆々の苦言なり
平成15年5月14日 五月雨に新しき芽生え宿根草
平成15年5月15日 石和の湯からおけ歌って皺のばし
平成15年5月16日 孫の言葉に大ショック我が道を進むのみ
平成15年5月17日 前向に生きようすがしい夜明
平成15年5月18日 友くれたふきを煮つけてお茶をのむ
平成15年5月19日 冷蔵庫故障で昔にぎゃく戻り
平成15年5月20日 一人きり演歌聞いてる雨の夜
平成15年5月21日 山青しアカシヤの花眞盛り
平成15年5月22日 愛犬とたわむれる婆々にやさしき風よ
平成15年5月23日 糠づけはお隣さんから大根菜
平成15年5月24日 息子負けるな自信持て
我蒔きし南蛮苗を定植す
平成15年5月25日 幸あれとストロベリーの苗貰い
平成15年5月26日 検診日歩く喜び初夏の道
平成15年5月27日 内職をしながら友とお茶をのむ
平成15年5月28日 夕食ものどを通らず息子待つ
失望のどん底娘に励まされ
平成15年5月29日 青葉風露天つかれば初蝉の声
平成15年5月30日 暗雲もすっかり消えて心は五月晴
平成15年5月31日 降りつづく台風の雨で五月終わりぬ
平成15年6月1日 不思議めぐり逢い幸福感じた娘とのドライブ
平成15年6月2日 青梅を孫に教えて壺に漬けこむ
平成15年6月3日 木陰よし日向又よし初夏の庭
平成15年6月4日 洗濯物干して悔あり俄雨
平成15年6月5日 初なりのサクランボ実り佛前に
平成15年6月6日 登山者が憩い求めて田野温泉
平成15年6月7日 きれいでしょう父ちゃんさつきが眞盛り
平成15年6月8日 赤鬼に負けるな我家の若大将
平成15年6月9日 散歩道花に笑顔でおはようさん
平成15年6月10日 梅雨入り束の間の晴間有意義に
平成15年6月11日 難聴の老婆の話しとんちんかん
平成15年6月12日 食べ盛り孫の食事に四苦八苦
平成15年6月13日 梅雨晴間山里は突如蝉しぐれ
平成15年6月14日 庭掃除一汗かきて友と茶を呑む
平成15年6月15日 父の日を赤飯で祝う夕餉の膳
平成15年6月16日 蒸し暑き部屋蚊取り線香が匂い
平成15年6月17日 室内競技老人パワー笑い声
平成15年6月18日 ぐみの実を摘んで昔を偲ぶ味
平成15年6月19日 洗濯物竿いっぱいに梅雨晴間
平成15年6月20日 素人の琴とカラオケでリラックス
平成15年6月21日 松の木の毛虫たいじに一苦労
平成15年6月22日 友人くれた新じゃが旨し昼御飯
平成15年6月23日 模様変え部屋すっきりと夏姿
平成15年6月24日 紫陽花に雨が似合うや霞草
平成15年6月25日 どしゃ降りの雨いつしか晴て日暮しの声
平成15年6月26日 早朝に定期検診異情なし
平成15年6月27日 老若がこぞって流す清掃の汗
平成15年6月28日 山桜散りて悔なし美しき花
平成15年6月29日 村事業今年も草刈り婆々が出る
平成15年6月30日 月〆の支払い済みて心さわやか
平成15年7月1日 降りつづく梅雨に庭苔青さ増し
平成15年7月2日 明日は旅心おどらせ床につく
平成15年7月3日 母娘乗せ特急列車は風を切る
城下町松本駅高速バスで高山へ
人力車殿さま気分で町めぐり
ホテルでのもてなし最高大満足
平成15年7月4日 いにしえの住居に偲ぶ昔人飛騨
生きていてよかった此の幸福よ
平成15年7月5日 留守の間に朝顔のつるからまりて植木鉢
平成15年7月6日 たなばたの五色がゆれる山椿
平成15年7月7日 仏心にまだなれないわだかまり
父ちゃんの写真に語りかけて寝る
平成15年7月8日 孫の顔ほころぶ飛騨牛ステーキの味
平成15年7月9日 くちなしの花白く香りて梅雨の空
平成15年7月10日 尺八と琴の音冴える梅雨の山里
平成15年7月11日 庭草を這いずり取れば玉の汗
平成15年7月12日 初なりの南蛮巻きに舌鼓
平成15年7月13日 盆の入り御先祖さまいらっしゃい
盆の花いっぱい持って墓参いり
平成15年7月14日 盆の夜庭に五色の夢花火
平成15年7月15日 旨かった野菜御飯は娘の手作り
平成15年7月16日 送り火を息子と焚けば日暮しの声
平成15年7月17日 行きはバス帰りはぶらぶら墓参いり
平成15年7月18日 突然に切れる若者他人ごとではない
平成15年7月19日 粗大ごみ押入れ整理に小半日
平成15年7月20日 九州の大雨被害ニュースに釘づけ
平成15年7月21日 ありがとうお隣りさんから夏野菜
上棟式餅もとどいた娘から
平成15年7月22日 梅雨晴間庭草取りに汗流す
平成15年7月23日 手作りのポテトチップス大好評
平成15年7月24日 土手草にきりぎりす鳴きやっと夏
平成15年7月25日 雷鳴も音高く激しき雨梅雨の終わりか
平成15年7月26日 震度六激震走る
平成15年7月27日 大雨の後は地震かなぜ荒れる
平成15年7月28日 被災地を思えば我が暮し文句なし
平成15年7月29日 提灯花まるくふくれて梅雨の中
平成15年7月30日 老人の下手なカラオケ場がなごみ
平成15年7月31日 七月の終わりを告げるかミンミン蝉